岸本 佳子 Keiko Kishimoto-Tajima

私は、MRI診断の研究のため2006年から北欧やアメリカに留学していた時に、A4M American Academy of Anti-aging Medicineという学会で「予防医療・機能性医療」という新しい概念に出会いました。海外のドクターたちが自ら処方したサプリメントを飲み、何よりも疲弊していた彼らがどんどん自ら元気になっていくのを目の当たりにしていくうちに、少しづつ自分の中で変化が起こり、今まで西洋医学や保険診療しか知らなかったけれど、ぜひもっと学んで実践したいと思うようになりA4Mの専門医を取得しました。帰国後、今まで約10年この分野で外来を行ってきましたが、その効果を見るたびにその確信は深まっています。

予防に勝る治療はありません。そのためには、身体の機能がどのようになっているのかを知り、対症療法ではなく、根本にアプローチする治療を行うことが大切と考えています。またそれは、紋切り型の治療ではなく、一人ひとり異なる状況を考えながらのオーダーメイド治療となります。

「検査をしても異常が見つからないのに体調がすぐれない」「歳だから仕方がないと言われた」など、原因がわからないまま諦めていませんか?

当院では、検査結果に基づいて、様々な治療のご提案をしています。元気で齢を重ねるために何ができるか、一緒に考えて実践していきましょう。

私は、今まで大学病院など大きな病院で放射線科医として主に画像診断や血管内治療に携わってきました。画像診断は、レントゲンや超音波、CT、MRIなどの画像を診て、異常所見を見つけて診断をし、この患者さんに一体何が起こっているのかを考える仕事です。私はその中でも、特に婦人科領域の画像を中心に読影・研究をしてきました。MRIでは、ホルモンによって子宮や卵巣が変化する様子が見えたり、比較的小さな癌も捉えることができます。台の上に寝ているだけで、被曝や痛みを伴うことなく病気を発見することができますので、MRIを積極的に健診として取り入れていくとよいと考えています。

当院では大型の検査機器はありませんが、適切な検査機関との提携により、その方の目的にあった検査のご提案をしていきます。

略歴

1992年  山口大学医学部卒業

1992年~ 山口大学医学部放射線科にて研修

1998年 – 2002年 山口大学医学部大学院博士課程修了

2003年 – 2004年 県立広島病院放射線科副部長

2005年 エーテボリ大学(スウェーデン王国)放射線科

2006年 Georgetown大学(アメリカ・ワシントンDC)放射線科 research fellow

2008年 聖マリアンナ医科大学放射線科

2010年 銀座オクトクリニック 院長

2013年 聖マリアンナ医科大学放射線科に勤務しながら、健康増進クリニック、対馬ルリ子銀座ライフクリニックなどで外来を担当。

資格

医学博士、日本医学放射線学会画像診断専門医、日本血管造影IVR学会専門医、American Academy of Anti-Aging Medicine Board certified physician & advanced fellow、日本キレーション協会認定医