この検査では、体内の最終糖化生成物(AGE)の蓄積度を測定します。生活習慣病やがんの発生リスク、老化レベルなど、現状を知るための目安になります。

糖化とは

近年、健康や美容に悪影響を及ぼす要因として“糖化の進行”が大きく注目されています。糖は体のエネルギー源として必要ですが、糖質の摂りすぎなどにより血液中に含まれるブドウ糖が上昇すると、体の細胞や組織中のタンパク質と結びつき、体温で熱せられ「糖化」が起こり、最終的には、AGE(最終糖化生成物)という物質に変化し、体内に蓄積します。
このAGEは強い毒性を持ち、肌、血管、骨、臓器などを老化させ、様々な病気をもたらします。
例えば、体を構成するたんぱく質の3割以上を占めるコラーゲンですが、肌のコラーゲンが糖化してAGEが増えるとシミやシワの元凶となります。また、骨や血管のコラーゲンにAGEがたまると骨粗しょう症や動脈硬化の原因となったり、その他にも糖尿病、腎疾患、がん、高血圧症、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症など、加齢と関係性のある様々な疾患の誘発につながります。

AGE

検査方法

糖化測定器に腕を乗せて頂き、1分ほどで結果が分かります。
蛍光分光方式で、皮膚・皮下の血管壁に蓄積されているAGEを検出します。

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AGEs体内糖化度検査レポートサンプル

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