当院では、患者様の症状や目的に合せて、様々な点滴治療を行っています。

Myers Cocktailをベースにしたオリジナルカクテル点滴

疲労回復・代謝/解毒促進・血行促進・冷え症・二日酔い・抗ストレス・気管支喘息
偏頭痛発作・慢性疲労症候群・線維筋痛症などに

体調や目的により成分や量を調整し、オリジナルの点滴をお作りします。

必要な栄養素であるビタミン・ミネラルの補充 → 栄養学的効果
血管内に投与し高い血中濃度を得る → 薬理学的効果

施術時間:約30分

<成分とその代表的な作用>
1)ミネラル
  マグネシウム:平滑筋(動脈や気管支)弛緩作用、代謝・解毒促進
  カルシウム:骨の形成や筋肉内エネルギー産生、神経伝達促進
2)ビタミン
  ビタミンB1:所謂にんにく注射成分。代謝やエネルギー産生アップ
  ビタミンB2:他のビタミンを性化。解毒やグルタチオン産生に必須。
  ビタミンB3:副腎機能、コレステロール代謝やホルモン産生に必須。
  ビタミンB5:ホルモンや抗体、Co-Q10、VD、赤血球産生に必要。
  ビタミンB6:肝臓解毒や有害化学物質の除去、セロトニン産生など。
  ビタミンB12:赤血球・神経機能、DNA合成促進。肝臓解毒促進。
  ビタミンC:免疫↑、疲労回復、抗酸化効果、癌予防、コラーゲン生成
3)αリポ酸:動脈硬化や白内障、シワを予防。免疫や認知機能向上。
4)グルタチオン:最強の抗酸化物質。肝臓や脳の解毒促進、神経伝達向上。
5)強ミノファーゲンC:炎症やアレルギーを抑制、肝機能改善

 

グルタチオン点滴

解毒・眼精疲労・抗酸化・美白・抗アレルギー作用・パーキンソン病の治療などに

グルタチオンは「抗酸化物質の匠」と呼ばれ、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸が連なったペプチドであり、強力な抗酸化効果を有しています。肝臓での解毒はもちろん、神経伝達物質として情報伝達の調整も行いますので、肝機能脳機能に非常に重要な物質です。40歳をピークにその後減少していきます。

人間の体内では特に皮膚肝臓、目の水晶体角膜などにグルタチオンが多く含まれていますが、年齢紫外線の影響によって減少しやすいという特徴があります。
グルタチオンが減少すると肌荒れや代謝の低下、疲労や肝機能低下、白内障、老化などを進行させる可能性があります。また、パーキンソン病患者の脳内には、グルタチオンが減少していることが分かっており、グルタチオン点滴により症状が改善した例が多く報告されています。

施術時間:濃度により異なりますが、15~30分

頻度: 疾患や目的により異なります。

パーキンソン病の場合、800mgから始めて徐々に増量、通常は1400〜1600mgを点滴で投与します。週に2〜3回、約3ヶ月間行います。

*副作用:稀に頭痛や吐き気がすることがありますが、中止により速やかに消失します。

*P.Cholineとグルタチオンを一緒に注射すると、脳の認知機能を高め、脂肪肝を改善する効果があります。

 

高濃度ビタミンC点滴                

エイジングケアと免疫力アップに

ヒトは体内でビタミンCを合成することができません。
食べ物でビタミンCを補うことはできますが、腸から吸収できる量には限界があります。
点滴でダイレクトに血管内に投与することで、高い血中濃度を得ることができ、確実に効果が得られます。

初めての方は、G6PD遺伝子活性(*下記)を検査させて頂いております。

  <効果>

  • 抗アレルギー作用により、喘息やアトピーを軽減します
  • 免疫機能を高め、風邪の予防や、ガンの予防にも効果的です
  • 高濃度ビタミンCは天然の抗がん剤としての作用があり、がん細胞周囲に膜を作り浸潤や転移を抑える効果もあります。
  • 抗酸化作用で、生活習慣病や老化を予防、また死亡リスクを下げます
  • 気管支嘆息発作の減少、関節リウマチ進展予防など
  • コラーゲンの生成を促進して、しわ、たるみを改善します
  • メラニンの合成を抑制し、シミ/ソバカス、肝班等を薄くして美白を促進します
  • 皮脂の分泌を抑制し、ニキビを改善、毛穴の引き締めや黒ずみを解消します

*当院で使用しているビタミンCはサツマイモ由来で、防腐剤無添加です

 

スーパー抗酸化高濃度ビタミンC点滴

ビタミンCにさらにビタミンB群やマグネシウム、高濃度グルタチオン1000mgを加えた強力な抗酸化効果を得ることを目的とした点滴です。

 <効果>

  • 抗炎症・抗アレルギー効果
  • 免疫力アップ:風邪やがんの予防
  • 抗ストレス効果・疲労回復
  • 美白効果・シミ・シワ対策
  • 肝臓解毒促進
  • 認知機能アップ
  • 白内障予防

オゾン療法

採血した血液とオゾン(O3)を反応させ、オゾン化された血液を再び体内に戻すことで、赤血球の酸素運搬能力を向上させ、白血球の免疫力を高め、血小板の凝固作用を抑制し、血液をサラサラの状態にします。

初めての方は、G6PD遺伝子活性検査(*下記)と甲状腺機能検査をさせて頂いております。G6PD遺伝子活性が低い方や甲状腺機能亢進症の方は治療を受けて頂くことができません。

 <効果>

  • 乳酸の蓄積を減少させ細胞の老化を防ぎます
  • ダメージを受けた筋肉の修復を促します
  • 慢性疲労を改善します
  • 活性酸素を減少させ細胞の老化を防ぎます
  • 細胞の呼吸を正常化し新陳代謝を促進します
  • 各臓器と内分泌機能の代謝を亢進します
  • ウィルスや癌細胞を抑えるインターフェロンの量産を促し、免疫機能を活性化します
  • 血管拡張作用により、肩こり、冷え性などを改善します

    その他、ガン、悪性リンパ腫、白血病への効果や、慢性関節リウマチなどの関節炎症状、アトピー性皮膚炎、歯周病、歯槽膿漏、口内炎などの予防、改善など

血液紫外線療法

紫外線C波を、身体の外に出した血液に当て活性酸素を発生させ、それを体内に戻す治療法です。血液中の酸素が活性酸素に変わり、細菌やウイルス、癌細胞を直接攻撃するほか、抗酸化力を強化し、オゾン療法と同様に免疫系の働きを向上させます。

オゾン療法との違い

酸化を引き起こす過程によって発生する物質に違いがあり、オゾン療法では過酸化物質代謝産物がゆっくりと全身を巡り、効果が長続きしますが、紫外線療法は寿命の短い一重項酸素がその働きの主役となるため、即効性が強く、風邪などの気管支炎や喘息発作、頭痛、肩こりなどの症状によく効きます。

<効果>
  • 抗酸化力の向上
  • 血液中の細菌やウイルスを死滅、分解
  • 毒素の分解
  • 疼痛を発生させる物質をブロックし、痛みを軽減
  • 免疫力の強化
  • 動脈硬化を防ぐ
  • 副腎皮質ホルモンの働きを活性化し、体内の炎症を鎮静化
  • 細胞の老化、癌化を防ぐ
<治療効果の期待できる疾患>

気管支ぜんそく、偏頭痛、慢性疲労、糖尿病、糖尿病性網膜症、線維筋痛症、悪性リンパ腫、歯周病、心筋梗塞、脳梗塞など

施術時間 約20分

*慢性疾患の場合、週1~2回の治療を3週間、次に週1回の治療を4週間、最終的に月一回の治療を継続して頂くのが最適です。オゾン療法、高濃度ビタミンC等の点滴とも併用可能です。

 

高濃度ビタミンCとオゾン療法については、G6PD遺伝子活性検査を確認させて頂いております。

G6PD遺伝子活性検査とは

高濃度ビタミンC点滴療法・オゾン療法は、G6PD欠損症(グルコース-6-リン酸脱水素酵素の活性が
著しく低い方)の患者には、重症溶血性貧血発作を起こす危険性がありますので、治療を実施される前にG6PD遺伝子活性検査を確認させて頂いております。当院では、指先からわずかな血液を採取し、スピーディーに約4分で結果を確認することができます。他院で検査を受けられたことがある方は、結果をお持ちください。