最近忘れっぽくなった、記憶力が衰えてきた、、、歳のせいかな・・・?と思ったことはありませんか?

厚生労働省によると、2012年の日本の65歳以上の高齢者における、認知症有病率推定値は15%で、認知症有病者数は約462万人と推計されとされています。軽度認知障害の方の有病率は13%と推定され、約400万人の軽度認知症の方がいると推計されています。これら認知障害を持つ患者の数は年々増加していくと予想されています。

認知機能が老化する1番の原因は加齢であり、60歳を過ぎると認知機能が少しずつ衰えるといわれています。加齢以外にもアルツハイマー病などの神経変性疾患、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、甲状腺機能低下症や、ビタミンB12 欠乏症、脱水など、内科系の病気も原因となることがあります。

自分が認知症になってしまったら・・・

家族や周りの人に負担を掛けることになったら・・・

このような不安をだれしもが抱えています。

認知症の予防には、食事や運動、趣味、地域や周囲の人との人間関係など、さまざまな要因があるとよく言われています。

その他に、女性ホルモンが脳血流を増加させることを知っていますか? 2009年に独立行政法人理化学研究所では、女性ホルモンであるエストロゲン※1が、脳血管を拡張し脳循環を回復することで、記憶を改善する機能を発揮するという、分子メカニズムの一端を解明しました。閉経後、ホルモンが減少することにより、老化が始まり、脳血流が減少して認知機能が衰え、動脈硬化が進行し、骨量も減少してきます。

更年期以降、卵巣や精巣で十分な性ホルモンを作ることができなくなり、他のホルモンもどんどん減っていくばかりです。

ではどうすればよいのでしょうか?

女性なら エストロゲン、プロゲステロン、DHEAを補充することで、もう身体で作れなくなったホルモンを天然ホルモン補充療法として補うことができます。

男性ですと、DHEAとテストステロンを補充します。

また、認知症と有害重金属の関係も報告されています。キレーションを定期的に行うことも認知症にならないためにできる治療と言えるでしょう。